大人の休日倶楽部パス旅行者ラッシュに驚く(東北旅行1日目)
<長野→大宮>
梅雨時の6月20日木曜日の平日、休日パスを使っての東北旅行に出発。
朝8時7分発のかがやき502で長野からまずは大宮へ向う。この時は、
まだそのラッシュの気配には気づかないでいた。
大宮ではやぶさに乗り換えるためホームを移動すると、妙に我々と同じか
上の年配夫婦や年配のグループが多いことに気づき、もしかして休日パス
の人々なのかと思い始める。ホームのキオスクで買い物をした連れ合いが、
休日パスのキップを見せると10%引きで買い物ができる張り紙があった
という。どれだけ優遇されるパスなのかと改めて驚きながら、入線してき
た「はやぶさ」に乗り込む。今日はこれから八戸経由で「久慈」を目指す。
はやぶさは、全車指定席だ。車掌さんの「本日は全席完売です」のアナウ
ンスが流れ、え!完売?今日は平日なのにすごい。これも休日パス効果な
のだろうかと一人納得する。
<大宮→八戸>
八戸に到着。新幹線構内で駅弁とビールを買って、八戸線に向かうと妙に
人が多い。車両は2両だ。もしかしたら座れないかもしれないと心配がよ
ぎる。ここも休日パスラッシュなのだろうか。このローカル線の約2時間
の旅をゆっくり弁当を食べながら車窓の景色を楽しむつもりだったが、多
くのおじさんおばさん軍団(自分たちも含むが)で予定が狂った。
確保できた座席は一つ。一人旅のおばさんと会い向かいでテーブルもない。
車内では20人以上が座れずに立っていた。連れ合いと交代で座ることと
し、私から膝弁当で最初に食べることにしたが、食べにくい・・・。
途中駅で一つ席が空き、連れ合いもようやく座れた。
試験でもあったのだろうか、昼間の時間なのに学生たちが乗り込んできて
一時は結構な混雑となった。
<久慈駅>
久慈駅が近くなると、多くのおじさん達がそわそわしだし、女性の車掌さ
んに何やら尋ねている。この電車、確かワンマンとあったが+ワンメンも
いたんだと親父ギャグ。どうやら久慈からのリアス線への乗り換えを方法
を聞いているようだ。リアス線はすぐ近くにあり、どうやら一車両のよう
だ。久慈駅の外に出たのは我々の他は数組だったので、きっと都会のラッ
シュアワー的な混雑になるんだろうなと想像する。あの美しいリアス式海
岸がうまくみられることを祈るが、写真撮影もままならないのではないか
とも思う。
久慈駅前は、想像以上にさびれている感があった。NHKで有名になった
「あまちゃん」を展示するあまちゃんハウスを訪れるも、もう旬は終わっ
たなと感じる。一時間の滞在で本八戸へとんぼ返りするには、近くにはほ
ぼ何もない。
ビールを買おうと思ったが、駅には売店がない。駅前にコンビニもない。
リアス線の入口には立ち食いそばやジュース等はあったがアルコールはな
かった。駅に併設されている琥珀の装飾品を売る店で、缶ビールを対面販
売していてやっと一本手にした(おつまみ付き)。
<本八戸>
久慈からとんぼ返りで宿泊地の本八戸へ。行きと違ってがらがらだった。
八戸線を使っての旅は、時間がかかる割に車窓風景はそれほどでもないの
で、やはり片道利用の旅行計画の方が良かったと反省する。
本八戸の駅前も少し寂しい。メイン通りがわからない。10分くらい歩い
てようやく繁華街にでた。今日のお宿のドーミインにチェックイン。
ドーミインは昔北海道の小樽の駅前を使ってからファンになっている。
夕食なしのホテルだが、どこも天然温泉と夜食の中華そばサービスが付い
ている。なんといっても朝食バイキングはピカ一なのだ。
ひと風呂浴びると、既に時間は夕方の6時を回っている。夕飯は、あらか
じめ予約しておいた、ホテルとみろく横丁に近い「魚食家きんき」という
店。お目当ての刺身と高級魚きんきの塩焼き半身(3000円)と予約特典の
イカの塩辛をつまみに、ビールとサワーで乾杯。初めて食べた「きんき」
は脂がのっていて美味しかったなあ。ちなみに金目鯛に似ているけど、ま
ったく別物でお値段も高いらしい。
いいお値段のお店なので、一飲みしたところで、行ってみたかった「みろく
横丁」にくりだした。
「みろく横丁」は一店舗一坪ほどの固定屋台が26軒ひしめいている。あら
かじめ調べていたお目当ての「ねね」に空席があったので迷わず入店。
↑「ねね」の看板娘さん。お名前はねねではありません。
またここでも休日パスの二人連れに合う。恐るべき休日パスだ。店のママさ
んとお客同士でも話の花が咲く。そういえば、長野の七味をお土産に持って
きてくれてた常連さんが最近こなくて、七味が終わりそうだと話していた。
思い当たる方は届けてあげてください(待ってるみたいですよ)。
もう一軒、はしごして今日はおしまい。明日は青森だ。
ほぼ一日電車に乗っていたせいか腰が痛い。歳かな。 ・・次回につづく