細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

塩と高血圧と私 天然塩を泣かさないで!

久しぶりの雑感記事となります。
私は塩の消費量が多いですが、塩は良くない、特に血圧に良くない良くないと言われても、なぜか腑に落ちません
今日は、以前から気になっていたこの「塩」について書いてみたいと思います。

f:id:dorapapa96:20191011135654j:plain  自宅で使用している塩


「塩が泣いている」これは株式会社美健ガイド社が発行している小冊子のタイトルで、医学博士真弓定夫氏が監修しています。
久しぶりに行った食堂に、一人2冊まで無料でどうぞと置いてあったシリーズ本の中から、私はこの一冊を手にし頂きました。30ページ程度の漫画なので、頼んだラーメンが出てくる前に、簡単に読み終えることができました。

読みながらも読んだ後も、妙に納得というか今までのもやもやが晴れたような気分になったのです。

「塩=高血圧」=悪というイメージが形成される元となった研究内容を紹介していたのです。

一つは1972年のメーネリー博士の研究で10匹のマウスに通常の20倍の食塩と1%の食塩水を与え続けたところ、6ヵ月後にそのうちの匹が高血圧になっ たというもの。多量の食塩を与えると当然のどが渇きますが、この実験では、飲み水にまで食塩を加えていましたこのような極端な塩とストレス攻めの状況下では、高血圧だけでなく、他の病気になってもおかしくありません。
それでも6匹は高血圧にもならなかったことが、むしろ注目に値するのではないでしょうか。
・・そう、「関係ない」との結論の方が納得したかもしれません。

もう一つ、1954年ダール博士の日本での研究は「東北地方と九州地方の塩の摂取量と高血圧の患者数との関係を調べたところ、北地方が九州地方に比べて、摂取量も患者数も2倍だった」というもの。ただ、東北地方は九州地方よりはるかに寒いので、血管
が収縮し、血圧が上がるのは当然です。
塩が高血圧の原因とするには説得力に欠けます。

この二つの研究が、まさに塩は悪とする風潮のなのですが、読んでみれば「塩=高血圧」の理論は、非常に弱い根拠に基づいたものなのです。しかし、いつのまにか神話化してしまった。

今、テレビCMで血圧が130を超えたら・・・・なんて宣伝をしていますが、私なんぞはもう30年も薬を飲んでいて、飲んでいてもずーと 130は楽に超えています。例え 140に近くても私の主治医は、「すばらしい」「良く管理している」と言ってくれます。

塩を悪者にする風潮もいかがなものかと思いますが、いたづらに高血圧をあおって「薬」を安直にすすめる医学界もどうかと思う。

ちなみに私が薬を飲みはじめた時は、上が 180、下も 150位あった。でも当時の主治医は、すぐに薬を処方するのではなく徹底的な検査を勧めてくれ、高血圧となっている原因を探して探して、結果としてはなにも無く、本態性高血圧と診断されました。
高血圧といわれる人の殆ど(7~8割)は、血圧が高くなるはっきりとした原因が特定できないこの本態性高血圧なのです。

となると、年齢や地域や遺伝性も考えた時、一律の高血圧の値など決められないのではないだろうかとも思うのです。
血圧は高いが元気だった年寄りが、降圧剤の服用で元気がなくなったという話もよく聞きます。

国民の半数がかかっている病気が「高血圧」だという。半数ならそれもまた普通であり正常とも考えられるのではないでしょうか。

この高血圧にかける医薬品の金額たるや膨大なものになり、利権の温床にもなりかねないのでは。基準を下げればさらに膨らむ。
少なくみて4000万人の人が投薬治療するとしたら、仮に一人月額1000円としても400億円、3,000円なら1,200億円にもなる。

この呪文のような高血圧は悪、塩も悪という作られたイメージからの脱却は、もはや難しいところまで来てしまっているでしょう。
同じ「医学博士」でも真逆に見える主張をされている。さらには最近の食塩と高血圧の関係を認める研究もあり、素人は混乱するばかりです。真実はなんなんでしょう!!

となると、自分が自分で自分のこととして判断していくしかない。

私は納得して始めた今の投薬は続けながらも「本当に美味しい塩」を使っていきたい。色々な自然塩が出ているけれど、私のお気に入りは赤穂の天塩で、特に「天海の粒しお」です。
口当たりがまろやかで、ほんのり甘みさえ感じる。宣伝料は頂いておりませんが、よかったら試してみて下さい。美味しい塩です (2020年販売終了)

後継の「カリッとふり塩」が販売されました。ちょっと塩味が強くなったような感じがしますが貴重な日本産天然塩です。また、最近はサラサラ系の塩が多く、販売終了後に色々と探してみましたが、国内産でミルを使用しないで粒感を楽しめる物は貴重です。

f:id:dorapapa96:20210115164659j:plain

                              2021.01.15更新 

塩と高血圧についての賛否は、以下に幾つかの主張を掲載しますのでご一読され、こ自身でお考え頂ければと思います。

 

天然塩をおいしく取り入れることをすすめる 田中佳 医学博士
病院の点滴(リンゲル)500mlに3gの塩化ナトリウムが入っている。
点滴の注意書きに高血圧の「こ」の字も記載されていないという。

www.emx-gold.jp

 

伯方の塩 
塩は高血圧の原因であり、犯人ではないか?・・・という誤解
〇過剰制限による健康被害の方が恐しい
〇塩を摂ることによって血圧が上がるのであれば、低血圧の人の治療
に使われるはずです。

https://www.hakatanoshio.co.jp/trivia/about-salt.html

 

食塩と高血圧の関係を認める主張
国立研究開発法人国立循環器病研究センター

[110] 食塩と高血圧と循環器病 | 高血圧・腎臓病 | 循環器病あれこれ | 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス

以上 細かなことが気になる親父 でした。