虚空蔵山の名がついた山は全国にあり、ここ信州にも5つあるという。
ただウィキペディアでは4つだったり、この記事にある通り地図には載っていない虚空蔵山もあり確かなことはわからない。
私の忘れた夏休みの宿題で一番の未解決もこの虚空蔵山に関わる話だった。
先日地図に載っていない虚空蔵山を探索していてふとある仮説が閃いた。
ドシロウト親父の閃きなどなんの役にもたたないとは思うが、自分ではなんか納得できる仮説なので備忘録として書き留めておきたい。
これは町史に記載されている「皇足穂命神社」に関するもので、この山が現在の何処にあるかが謎で結果不明となってしまった。
調べた記事はこちら
閃きの大元は、今思えば地元の青年に山穂刈の某所に「こくぞうさん」があると聞いた話だった。現地に赴き現在はたった一人の住人となったおばあちゃんに話を聞くと、どうもそれは山の名ではなく虚空蔵※という像だった。
※「虚空蔵」はアーカーシャガルバ(「虚空の母胎」の意)の漢訳で、虚空蔵菩薩とは「広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩」という意味である。ウィキペディアより
以前、近くの山の中にあるお宮?に保管されていたが盗難の恐れがあり現在は公民館に保管しているという。当時は虚空蔵山という山をみつけていたのでここでそれ以上考えることはなかった。
今回、忘れられた夏休みの宿題で地図にない虚空蔵山を探していてそれを思い出しつながった気がしたのだ。
つまり先の神社に出てきた皇足山は「皇足」の神を祭っていたが、その後「虚空蔵」の仏像を安置したのではないかという仮説である。先の「こくぞうさん」は虚空蔵を親しみを込めて呼んだもので、また「さん」は「山」ともなることから「虚空蔵」が祭られている山が「虚空蔵山」と言われるようになったのではないだろうか。
地図には現れない低い山に「虚空蔵山」の名前がついたことも私としては納得できる。
いずれにせよど素人親父の取るに足らない仮説、私だけの備忘録。でもすっきり(^^;
細かなことが気になる親父 記