埼玉県でおきた水道管の陥没事故。未だに運転手さんが救出されず痛ましい限りだ。
こうしたコンクリート構造物の事故が起きる度に気になっていることがある。それは、このブログでも度々とりあげているダムの寿命についてだ。
ここで取り上げたダムも1943年の完成から既に80年以上経っていて、下水道管の耐用年数50年をゆうに過ぎている。
気になって色々ググっていたら、下水道管との大きな違いがわかった。
こちらは国土交通省のもので適切な管理をしていけば半永久的に使えると記している。
ただ、これだけだとまだ何故が消えない。細かなことが気になる悪い癖だ。
さらにググっていてみつけたのがこの記述でなるほどとなる。鉄筋の有無だった。
一般のコンクリート構造物は鉄筋コンクリートで作られていますが、ダムでは部分的に複雑な構造の付帯設備以外に鉄筋が入っていません。これはダム堤体には圧縮力のみがかかり、引張力がかからないため鉄筋で補強する必要がないからです。コンクリートダムは日本では建設から120年程度たっており、コンクリートの耐用年数について実情を観察していますが、コンクリート劣化の最大の原因である鉄筋がないため、相当長い耐用年数が見込まれています。
株式会社東開基礎コンサルタント | ダムと地質調査(2)ダムの形式
改めて、先の自分のブログを読み返すとその証拠?みたいな画像があった。
確かに鉄筋はみあたらない。コンクリートの塊だった。
ただコンクリートの寿命を200年とする説もある。ダムによっても違うのかもしれないが、さまざまなインフラが劣化してきていることは間違いないだろう。
半永久的と聞き少し安心するも、この先ダムの大大改修が必要になるときがくるかもしれない。後100年、私はいなくなるがそれはそう遠い先の話ではないようにも思える。
細かなことが気になる親父 記