細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

2025年度予算が全会一致で可決されたことを素人なりに考えてみた

来年度予算が年度内に成立した旨のニュースが流れている。その中身に何か意見するほどの知識も知見もないアラ古希親父が気になったことが一つある。

それは衆議院での採決が:自民・公明・維新が賛成※ つまり他は反対。
また参議院での修正案の採決も同様に自民・公明・維新が賛成※ つまり他は反対。
  ※小政党の賛否は不

なのに・・衆議院に再度回付されたら全会一致で同意したとのこと。

つまり反対は無かったということになる、ここがどうにも気になった。

全会一致とは、最初の衆議院でも参議院でも反対した立憲民主党や国民民主党、そして常に反対のイメージがある共産党さえも賛成(同意?)したことになるからだ。

ご存知の方にすれば何を言っているんだと思うかもしれないけれど気になる。

色々ニュースを見比べてもこの素朴な疑問に直接的に答えてくれる記事はなかった。とすればアラ古希親父なりの勝手な解釈を試みることにした。

参考になったのはこちらのNHKニュースである。以下に一部参考引用させてもらった。

今回は、参議院で可決された再修正案が衆議院に回付されて改めて本会議で採決が行われた結果、同意することが決まり、新年度予算は2度にわたる修正を経て成立しました。参議院で修正された予算案が、衆議院の同意を得て成立するのは今の憲法のもとでは初めてです。
一方、予算案が衆議院に回付されたケースは、2009年1月に麻生内閣が提出した補正予算案について、「ねじれ国会」のもと参議院で修正案が可決された例がありますが、このときは衆議院で同意が得られず最終的には憲法の規定により、衆議院で可決された政府案が成立しました。

特に、この引用記事の最後に書かれている「憲法の規定により衆議院で可決された政府案が成立」も大きなポイントとなる。衆議院で議決された高額療養費を上げる内容を含む予算案は、参議院で採決されなくても4月2日には自然成立してしまうことになる。

つまり、高額療養費の見直しを凍結した修正案が参議院で可決されない場合、衆議院の採択が優先されることになり凍結はされないことになる。

また、参議院で採決されたとしても、衆議院で修正案が否決されれば、先の衆議院で議決された高額療養費を上げる内容で決まってしまうことになるわけだ。

反対した政党も、どうせ決まってしまうならまだ高額療養費値上げ凍結の内容の方がまだましと思ったのだろうか。魑魅魍魎な政治の世界のことはわからないし、もっと複雑な駆け引きもあったのだろうけれど・・。あくまでアラ古希親父の勝手な解釈(^^;

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