細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

3本目のご神木が突如登場 はてその訳は?

昨日、伊勢神宮に向けて大相撲の御嶽海の出身地でもある信州上松町からご神木が出発したというニュースが流れていた。ここ信州ではここ何日かこのご神木の伐採からの様子がテレビで取り上げられている。

ニュースをみていてふと気になったのがこの映像だった。

「無事に伊勢に着いてもらえれば」20年に1度の「御神木祭」御神木が伊勢へ出発 長野・上松町 | SBC NEWS | 長野のニュース | SBC信越放送 (1ページ)

え!! ご神木が3本? どうみても3本ある。前日までのニュースでは確か2本だった。

信州諏訪の御柱祭りは全国的にも有名で、ご神木はそのまま建てられて神になる。

それほどの信心もないし、地元の小さい神社の御柱祭は人口減少高齢化で縮小・廃止のところが多くなっているが、諏訪の御柱と今回の祭りは別格のようだ。調べてみると今回のご神木はそのまま建てるのではなくて、あくまで御用材として使われるらしい。

・・ん、ではあの2本から3本にいつのまにか増えたご神木は何なのだろう。ググッていたら前回平成17年の記録の中にその答えがあった。

早朝、予め伐採されていた予備木をトラックに積み増して3本の御樋代木が揃い、9時より『お木曳行事』が執り行われ、御樋代木の晴の門出を祝うと共に氏子地域挙っての奉曳式・奉祝行事の安全と伊勢路の無事を祈念しました。

御神木祭の歴史 – なかつがわ御神木祭

そう、3本目は予め伐採されていた予備木だったのである。予備木もやはり神事を別に執り行って神の木となっているのか、予備木を使わなかったらどうするのだろう・・・と、疑問は尽きないがこれ以上は信徒でもないのでやめておこう。

3本目は予備木だった。これでよしとしよう。

【参考】桑名宗社HPより 御樋代木奉迎送行事(みひしろぎほうげいそうぎょうじ)

「御樋代」とは天照大御神さまの御神体とされ、三種の神器の第一にあげられる「八咫鏡」を入れ奉る器であり、そのご用材は式年遷宮の中でも最もおめでたい材とされ「お祝木」ともいわれます。長野県(木曽)と岐阜県(裏木曽)で伐採されて、それぞれが各地で奉祝を受けながら、桑名の地で合流し、その後、伊勢まで運ばれます。この一連の行事が御樋代木奉迎送行事

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