減塩生活を始めてからやたら食塩相当量の記載が気になるようになった。
よく「ゆでうどん」や「冷凍うどん」を食しているのですが、先日購入した某大手うどんメーカーの「ゆでうどん」の食塩相当量を確認したら?????となってしまった。
なんと食塩相当量が0.2g~1.2gと6倍もの差がある表示だった。ゆで湯の塩分濃度が変化するため個体差があるとの注はあるものの何か?となる。身近にあった他のゆでうどん系をみると範囲表示ではなく一つの値が示されているからだ。
そもそもこんなに差があると、何を参考にしてよいかわからなくなる。0.2gだとすればかなり低い値だし、1.2gとすれば一般的なゆでうどんとしてはかなり多いからだ。
気になって食品表示法とか調べ始めてみると、こうした範囲を示しての表示自体には問題がないことはわかった。ただ6倍表記は過度に広くないかとの疑問は消えない。
どうにも気になりメーカー側に問い合わせてみると、真摯かつ丁寧な回答を得た。
要約すれば、同社の場合うどんをゆでる時のお湯にそのカギがあった。うどんをゆでる際、最初はまっさらなお湯で茹でるが、ゆでるとお湯が濁る。連続して次々とうどんをゆでるので水(お湯?))を足しながら行うのだそうだ。お湯を足してもどんどんお湯は濁っていくことになる。すると、最初のまっさらなお湯の場合、生うどんから塩分がどんどん出てきて結果0.2gしか残らず、最後の濁った湯ではあまり湯に塩分が出て行かないで1.2gの塩分が残ってしまうとのこと。これが個体差となり最小から最大で表示しているという。実際に手にするうどんがどの個体になるかは不明なので、塩分摂取を気にする場合は1.2gを参考にして欲しいとのことだった。
他の会社がどのような茹で方をしているかはわからないが、単一値での表記の場合一回一回違う湯を使っているのだろうかと別の疑問が湧いてきた(^^;
表示された値を信じるしかないのだけれど、0.2gと1.2gでは大きな違いがある。たぶん正直な表示なんだろうけれど、もし0.2gと表示されていたら迷いなくこの商品を手にするけれど、1.2gならたぶん手にしないで他の商品に手が行ってしまいそうだ。こんな細かなことが気になる親父に買ってもらわなくて良いと思うだろうけれど、一応お礼かたがた感想を述べさせてもらった。
ちなみに、一般的な麺の塩分はこんな感じらしい。以外にもラーメンの中華麺よりうどんの方が多いそうだ。これまでゆでうどんをよく食していたが、そばも加えてみたい。
減塩コラム:麺類と塩分 | 赤羽もり内科・腎臓内科 森 維久郎先生
細かなことが気になる親父 記