細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

空き家を解体すべきか否かを考えた一日

主がいなくなった実家の土地と建物。実家といっても我が家の隣にある。

普段は電気・水道も使わないようにしてほぼ我が家の物置状態となっている。

ただ私の代で片をつけておかないと子供達に負の遺産を残すことになってしまうので悩んでいる。子供達も古い建物部分だけでも処分して欲しいとの希望だ。お金が潤沢にあるならいくらでも対応できるものの年金暮らしではおいそれとはいかない。解体費用はこの田舎でも坪あたり4~6万はかかりそうなので3桁の費用が必要になる。

しかも解体したとして気になるのが、住宅用地の住居を解体して更地にすると固定資産税がかなり高くなるという話だ。我が家の隣(一部境界が線で重なっている)にあるので、素人考えで合筆すれば我が家の庭として認めてもらえるのではないかと思い合筆の方法等を調べてみた。調べてみると合筆自体はそれほど難しくなさそうだった。ただ合筆すれば分けて売却するには再度手間がかかることになるのでちょっとまてだ。

それより更地にしたらそもそも固定資産税は高くなるのか。確認することにした。

色々な解説があったが、上の説明が要約されていると私は感じた。さらに要約すれば
・住居のある宅地は確かに固定資産税が1/3~1/6軽減されていた。
・地目が宅地で更地の場合、その優遇措置が外され上の式の下線部分がなくなり、固定資産税評価額×1.4%が固定資産税額となる。

つまり仮に固定資産税評価額が3000万円だとしたら42万円となる。土地の広さにもよるが住宅があれば固定資産税はこの1/3~1/6つまり14万~7万で済んでいることになる。

これは確かに気にしなくてはならないレベルではある。ただ、まてよだ。この片田舎の土地の固定資産税評価額は実際はビックリするほど低い。坪10万程度で取引されていることが多い当地だが、約100坪の土地で約180万円位の評価だ。
固定資産税は安くなるとはいえ、100坪180万とは桁が違うのではないかと都会の人には思われそうだし自分でもこんなに評価は低いのかとがっかりするレベルである。

ということで、改めて我が家のケースで計算しなおすと、更地にすると確かに4倍程度土地の固定資産税は上がるものの、住居の固定資産税とほぼ同じレベルだった。ポロイ住居の固定資産税はもっと低くして欲しいものだが、更地にすれば住居の部分の税はなくなるので、差し引きすれば今とほぼ変わらない額になることがわかった。

で、あるならば・・・当面の結論として

・合筆はやらない
・解体はできるだけ先延ばして物置として使い、私がこの世から去る時が近くなったら解体するか、解体費用として別に子供達に残す。

としたい。

2015年に空き家対策特別措置法が制定され、行政は「特定空き家」に認定された空き家の所有者に対し、指導や勧告、命令等を行うことができるようになった。そして特定空き家に指定されると、固定資産税・都市計画税の住宅用地減額特例の適用が受けられなくなり、翌年の固定資産税が最大で6倍、都市計画税は最大3倍支払うことになってしまうという。我が家の空き家がこの指定を受けることはまずないだろうけれど、空き家問題は、土地が高い地域では悩ましい問題だなと改めて感じた一件でした(^^;

細かなことが気になる親父 記

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あくまで素人調べということをご注意

 

 

 

 

 

 

 

遺品整理等は終わっているので、我が家の物以外の古い家具等は最終的には建物を取り壊しと一緒に処分できる。