細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

「本当に困っている人」・・何かひっかかった(^^;

国会が閉会し参議院選挙に向けて佳境に入ってきたところだろうか。国会中継等を聞いていてすごく気になっていたのが石破首相の「本当に困っている人」という言葉。国会答弁でも多用していたし、参議院選の公約でも使っている。ただ、公約では「重点を置いた」という言い回しに少し変わった。

国会での答弁でこの言葉が多用されたのは、主に物価高対策に関する時だった。
この「本当に」がひっかかかった。私も物価高では困っている一人だけれど、この「本当に」が付くと、私の困っているは本当ではなくて、私よりより困っている人を指していているのだろうかと。物価高で困っている方は大勢なのにと。

公約で「重点を置いた」という言葉がついたので、この発言の意図する「本当に」は「子供のいる家庭」、「非課税世帯」ということになるのだろう。

私を含む多くは「困っている」かもしれないが、それは「本当ではない」ということになりそうだ。

政治的な話はともかく、この「本当に困っている人」って何だろうと改めて思った。
この言葉で検索するといくつかヒットし、私のもやもやと同じように感じている方もいることがわかった。

「困っている」の序列化と選別化いうことが腑に落ちた。私は頻尿でトイレが近く我慢も苦手だ。例えがどうかとも思うが、そんな私が花火大会の仮設トイレに列になって並ぶ方々に「本当に困って」と訴えたら順番を変わってもらえるものだろうか。駅や高速のSAでは特に女性トイレが長蛇の列になっているが、同じように訴えたら順番を譲ってもらえるだろうか。病院の待合室で「本当に困っている」と言ったら先に診察してもらえるだろうか。・・・個人的には、必死に訴えてこられて、私がまだなんとか我慢とかできそうなら譲ってあげたくなるかもしれない。

・・とすれば、先の石破さんの国会答弁は、まだなんとか我慢できる方は除くと言っていたように思える。ま、今度は「重点を置いて」が付いたから良しとなるか。

ググッていたら仏教における「本当に困っている人」の解説があった。
「困ったフリ」でない「困っている人」と読めば、私も「本当に」なんだけどな~(^^;

そういえば森山さんの発言もひっかかかるな~(^^; 

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