正月も終わりですが、今年気になった紙垂の備忘録です。
紙垂(しで)とは、注連縄や玉串、祓串、御幣などにつけて垂らす、特殊な断ち方をして折った紙である。正月の飾りにはかかせない。神棚や玄関飾りにもつけられている。
今年、年寄りの家にあった神棚を我が家に移転したこともあり、初めて神棚用に小さなごぼう締めを購入した。すると一緒に同封されていた紙垂があまりみない形だったので気になった。
少し家の回りを歩いてみると、概ね2種類の紙垂が使われていることに気が付いた。
こちらはよくみる紙垂
そしてこちらが今回ごぼう締めについていたものと同じ形の紙垂だ。神社の鳥居にあった。ただ、これ以外は吉田流がつかわれている。
調べてみると、断ち方・折り方にはいくつかの流派・形式があり、主なものに吉田流・白川流・伊勢流があるとのこと(Wikipediaより)。
そう、よくみかけるのは吉田流で、今回のものは伊勢流の折り方のもののようだ。
また、「しで」という言葉は動詞「垂づ(しづ)」の連用形で、「しだれる」と同根である。古くは木綿(ゆう)を用いていたが、現在では紙(通常は奉書紙・美濃紙・半紙)を用いるのが一般的だという(Wikipediaより)。なんでも天皇家では今でも布がつかわれているらしい。何故吉田流あるいは伊勢流というのかは?でした。
昨年は「しゃくし」について書いていたのを思い出した。(^^;
まだまだ知らないことばかりだ(^^;
細かなことが気になる親父 記