細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

合理的だと思った地方都市のプレミアム商品券 これが国だと出来ないのは何故だろう

以前、東京めぐろのプレミアム商品券の還元率の高さ(50%)に驚いていたが、とうとうここ信州の地方都市ながのでも驚異的な商品券事業が始まった。

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その名は、「ながのビッグプレミアム商品券」総額48億円にものぼるまさにビッグプロジェクトである。一人50000円まで購入でき、なんと75000円分使用できる。世帯単位の申込なので我が家は女房とあわせて100000円購入の申込、150000円分にもなる。
女房は早くも洗濯機の買い替えに使用する気満々である。(^^;

申込多数だと希望購入額が減額される可能性はある(5000円は保証)が、48億円という予算と当地の人口等を考えたら満額を期待してしまう。単純に計算すると全員で割っても一人当たり13000円位の規模である。

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こんな資金がよくあったなと思うとともに、私の県民税が使われるのだろうかとちょっと疑問にもなったが、もらえるものは遠慮なくいただこうと手続きをした。
すると、これまで当ブログにも度々書いたマイナポイントや10万円の定額給付に比べて格段に申込が簡単で、これまで色々言われていることをクリアできる仕組みだった。
一人に13000円づつ配るよりよっぽど簡単で効率的・効果的だと思う。

再度5万円の定額給付をするしないの噂もあるが、是非国にも参考にして欲しい。
太字で書いたのが、ご当地の取組・良いと思われる点である。

1.いかに市民全員に周知するか
 月に一度全戸に配られる広報誌にチラシを掲載。みる見ないは関係ない。実際我が家    でもみていなかった。
 全戸に一応周知というか、知ることは出来る状態にしたことが大事。我が家は役場にあったポスターで知る。

2.早い者勝ちで役所に長蛇の列ができたトラブルにならないか
 抽選でも早いもの勝ちでもなく、総額で購入額が減額される仕組み。欲しいと思った人だけが申込するればよい。最低も保証されている。還元率も変わらない。

3.年寄りはネットが使えない人が多く不利だという意見について
 先の広報誌の中に紙の申込用紙がある。またネットでも申込できる。

4.マイナポイント時のカードとか暗証番号とか面倒で複雑
 申込時に必要にのは、名前・住所・生年月日・受け取り場所・希望購入額だけ

5.役所・役場の対応が大変。また行くのが面倒
 4.の後、申込者に「引換券」が郵送されてくる(口座もいらない)。

6.商品券の受け取り方
 引換券と商品券の交換は、なんと予め4.で指定した郵便局
 この郵便局はよく思いついたと思う。全国そして田舎にも一杯ある。

以上が、思いつくこの都市の取組の優れていると思われる点だ。
申込は簡単にして、引き換え時には身分を確認することになるのだろう。

ただ、これを知った悪い連中が、一人暮らしのお年寄りなどに代わりに申し込んであげるとかいってだましたり、ピンハネ等の悪さをしないことを願う。
国も参考にできる良い事はどんどん取り入れて、使いやすい仕組みを構築していって欲しいものだ。

2020.10.21細かなことが気になる親父 記