細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

虚空蔵山を探せ! part1 忘れていた夏休みの宿題

善光寺地震は、1847年5月8日(弘化4年3月24日)、信州の善光寺平を震源とし付近に多大の損害をもたらした地震である。当地では弘化の地震と言い伝えられている。

地震規模を示すマグニチュードは推定で文献によっては7.3とされているのでかなりの大地震だっと推測できる。我が家も含めた近隣墓地の多くに没年が弘化の文字が刻まれている墓石を見る。

先に犀川の弥太郎の滝について記した当町は、弘化の地震犀川がせき止められ街は沈み、のちに決壊後は下流にも甚大な被害をもたらしたと聞いていた。
お寺の墓位置もくずれ、過去帳等の古い資料もその時流出してしまったと聞いている。

今年の忘れた夏休みの宿題の二つ目は、この弘化の地震でせき止められた場所を私なりに特定することだった。

これまで犀川の地形や古地図等からぼんやりこの辺ではないかと思うところはあったのだがどうも引っかかるのである。それは「虚空蔵山」の存在である。なお、この拡大した古地図に先の夏休みの宿題で取り上げた「ヤタロウノタキ」の文字もみえる。

この「虚空蔵山」、以前「皇足山をさがせ」でも登場したが、どうも私の宿題に時々現れ迷わすのだ。それは弘化の地震で検索すると「虚空蔵山」が崩れたとの記載をよく目にする。しかし岩倉山 (虚空蔵山ともいう) と書かれているものも多い。

従って山崩れの場所の特定には「虚空蔵山」の解明が不可欠なため、虚空蔵山を探せ!がタイトルとなった。

下の航空写真の赤枠で囲んだあたりが私の推測地域なのだが、ところがこの辺の虚空蔵山は黄色枠で囲った位置でどうもしっくりこないのである。

その迷いを払拭してくれた記事にであった。実際に信州の山歩きをされている方の記事だった。この記事によれば、地図にはない虚空蔵山が存在していて、その山(岩倉山または虚空蔵山)が崩れたとなる。なぜかリンクをはることができないのが残念だ。

http://alpineshinsyu.g1.xrea.com/alpine-higaeri-hokushin-iwakura-kokuzou.htmlより

つまり、先の地図の赤枠の場所で合っていたようだ。地図にはない虚空蔵山が存在していて、その山(岩倉山または虚空蔵山)が崩れたとなる。

これで今年の夏休みの宿題が終わったと思ったのだが・・
やはり実際にこの目で山を確かめたくなってきた。また宿題ができてしまった(^^;
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