子供の結婚を前に「結納」や最近よく聞く「顔合わせ食事会」について悩まれている方は多いと思います。そういうドラパパもその一人でした。
ネット時代、検索すれば色々出てはくるのですがどうもしっくりしません。
特にドラパパの場合、長女に婿さんを迎えるとなったことから一般的な記載はあまり参考になりませんでした。あれからもう何年も経ったので、もし同じようなことで悩まれている方の参考になればと、ここに備忘録として記しておきたいと思います。
なお、娘の場合は婿さんといっても、結婚時に娘の姓を彼が名乗ることを選択するだけで養子縁組まではしていません。
以下の内容は、あくまで専門外のドラパパ体験記ではありますが、それでも参考にして頂く場合の前提条件(注意点)を最初に記したいと思います。
【前提条件】
1.まず本人達二人とその両親(以下これを両家という)が、格式ばった昔の結納儀式は希望していないこと
2.両家の意思で決められること(口うるさい祖父母や親戚を無視できる)
3.かと言って、ネコの子でもないので「結納金」は多少でも有りとしたい
4.結納と顔合わせを一回で済ませる
5.本人達がそれぞれの親とのメッセンジャーとなって、双方に異議がないか確認しながら進められること
要は当たり前ですが、子供達・双方の親が納得して行えることが大前提となります。
【当日まで】
1.「顔合わせ食事会」と簡略の「結納」を一緒にやることの両家合意
2.「結納金」とお返しの内容の合意
※ドラパパ家からの結納金は100万円とする
※婿に来て頂けるということでお返しはなしで
3. 子供達が顔合わせ会場・料理等の選定予約(個室の有る店)
4. 結納金100万円(新札)を「御袴料」として準備
※水引の金封、文字の筆耕はネットで注文(参考:結納屋さん等)
-2 ドラパパの場合、金封を載せる家紋入り「切手盆」も注文
5. 当日配付する「しおり」を子供達が準備・作成
※こちらもネットで無料フォーマット等が沢山あります
6. 当日の服装についての合意
※スーツ等のインフォーマルで
7. 費用は両家折半での合意
【当日】
1. 部屋に全員着座するまでは簡単な挨拶程度(初めまして・・本日はよろしく等々)
2. 全員が着座したら「しおり」を配布(娘)
3. 婿さんの司会で開始、挨拶と次第に沿ってすすめます・・
4. 結納品取り交わし(スケジュール③の前に)
※「御袴料」をドラパパから婿さんの父へ
・一言口上を述べる(例は結納・口上で検索すれば出てきます)
※気持ちの品(ネックレス)を婿さんの母から娘の母へ(お返しなしだったが先方
が用意された)・・これも気持ちの話
※下の娘の時はスケジュール③の前に「結納品取り交わし」を挿入
5. 婚約記念品の披露
指輪やスーツを子供達が披露(身に着けたまま)
※4.で婚約完了とみなし
6. 両家で記念撮影
※お店の人に撮影を依頼
7. 以下食事会
8. お開き(司会)
9. 会計は子供達が支払い(両家折半)
概ね以上です。
一番悩んだのはやはり「御袴料」の金額でした。建前は両性の合意とはいえ、男性が女性側の姓を名乗ってくれることは今でもハードルが高いですので。
ネットで見ていても悩むだけでした。後は、自分の身の丈とその思いを表すために100万のお返しなしをドラパパとしては導き出しました。
正解はないと思いますので、あくまで前提に書いたとおり双方で合意さえできれば良いのではないかと今でも思っています。
ドラパパはその後下の娘を嫁に出す事になりましたが、「御袴料」が「結納金」となり先方より受領、「結納返し」を先方にお渡ししました。先方の母からは着物が渡され、当方からは名入れの「万年筆」を記念品としてお渡ししました。
二人の娘の結納を経験して思ったのは、結納金や結納返しのお金は親同士でのやり取りではなく、これからの二人に使ってもらう親から子供へのお金と考えるのが良いと思います。
嫁に出すのに「結納金なし」「お返しなし」と言われてしまい「ネコの子をあげる訳じゃない」と後で憤慨していたお母さんを知っています。一方的に進めることだけはやめた方が良いですね。
この記事が多少でもどなたかの参考になれば幸いです。
余談ですが・・今日からアラ古希になったドラパパです(^^;
2022.02.08 細かなことが気になる親父 記