昨年2月、いわゆるサラリーマン生活から年金生活に突入。
今回初めての確定申告をすることとなった。他の収入等もないごく一
般的なケースと思われる。少し気になったことがあったので、自分の
備忘録として気になったことを書き留めて置きたい。
<確定申告の基本>
初めての申告となると色々調べるのだけれど、大抵説明が多すぎて必
ずしも分かりやすいとは言えない(浅識の私には特に)ので、まずは
私のケースに限った確定申告のポイントのみ記したい。
基本的前提
〇前年2月※に退職し、その後年金生活で他に収入なし
〇妻はパートで、国民年金、健康保険は私の任意継続※の扶養
※退職月は年途中なら考え方は同じ
※健康保険任意継続は国民健康保険に切り替えても考えは同じ
1.まず確定申告が必要か否か
→必要であり、自分で医療保険や社会保険(国民or任意継続)を
支払っていて、年金から税金が徴収されていれば、税金が戻って
くる可能性が高いのでやった方が良い。
サラリーマン時代に年末調整をすると、一般的には戻ってくる方
が多いのと同じ理屈だ。源泉徴収される税には、本人でないと分
からない控除される保険料等は加味されていないからだ。
2.必要書類や何処に行って作ればよいか
→税務署の確定申告会場があちこちにできるが、私のような一般
的なケースであれば、自宅でPCで作成し、プリンターで印刷し
たものを所管の税務署に郵送すればこと足りる。混雑した確定申
告会場に行く必要もない。
※PCで次のサイトに行き、作成・印刷する。なかなか良くでき
ていて、手元に必要な書類を用意して向かえば、説明や案内に
沿って入力できるし、途中保存も用意である。
<今回気になった3つのこと>
一つ目は、前記作成コーナーの中にある「利用ガイド」の中にある
「ご利用になれない方」の説明である。そのタグをクリックして出
てくるのが次の画面である。私はこれをみて一瞬?となった。
「ご利用になれない方」→「確定申告を作成する方」
え!確定申告を作成するのに・・と思ってしまったのだ。この後、
どんどん中をみていくと、非常に細かな内容で作成できない場合が
羅列されていた。修正申告する方と同列で記載されているのでこの
ような作りにしたのだと思う。
「確定申告を作成する方でご利用になれない方」であれば分かりや
すいと思うので、一応意見としてはメールしておいた。それ以外は
非常によくできた使いやすいサイトだと思う。
二つ目は、協会けんぽ任意継続健康保険の証明書についてだ。これ
は、そのはがきの右側についていた注意書きである。
「確定申告時の社会保険料控除については、お住まいの税務署にお
問い合わせください」とある。なんで問い合わせしなければいけな
いのだろうと思いつつも電話してみた。答えは当然のごとく申請で
きますよ。である。たぶん細かい申告方法等は問い合わせて下さい
ということなんだと後から自分なりに納得したが、ちょっと惑わせ
られた。こちらももう一言あれば分かりやすいのにと思った次第。
来年からは問い合わせはいたしません。
三つ目は、印刷後の書類への押印についてである。
実は自分の名前も全てPCで入力し、申告書にも印刷されていたの
で、すっかり印鑑を忘れて郵送してしまったのだ。
ポストに入れた後に気が付いて、電話し相談したところ「今回はそ
れで受付ますので次回からは注意して欲しい」との回答だった。
ま、良かったとは思いつつ、え!私の名前も住所も伝えていないの
に受付るということは「一般論」として受け付けてくれるというこ
とですかと聞いてしまった。今やこの三文判でもいい印鑑という日
本の習慣は意味は無くなってきていると思われる。
以上が今回気になった三つの点であるが、いずれも大した話ではない。
コロナで確定申告期間も延長されているようである。申告が必要な多
くの方は、HPの国税庁確定申告書等作成コーナーを利用することに
よって出歩く必要もないので、使ってみることをお勧めしたい。
2020.03.02 細かなことが気になる親父 記