昨日、新型コロナウイルスにつけ込んだ特殊詐欺事件が、7月13日までに、15都府県で41件発生し被害総額は、およそ7,260万円にのぼるとのニュースが流れていた。
私は銀行派であるが、親族の年寄りは郵便局一本である。郵便局利用者には周知の事かもしれないが、最近驚き、心配になったことがあったので記して置きたい。
事情があり、最近、自分の親族に「ゆうちょ銀行」通帳や印鑑、キャッシュカード等の
管理を依頼され、現金の引き出しや支払いの為の振込等を代理で行うことがあった。
引き出しの際、通帳への記帳も必要なので、通帳とキャッシュカードを持って郵便局のATMに向かい操作を開始したところ、なんと引き出しには「通帳」か「キャッシュカード」のどちらかで大丈夫だったのである(暗唱番号は必要)。
え!!と驚くと共に、改めて通帳をみてぞっとした。
なんと暗証番号を手書きでメモしてあるではないか。
帰宅して本人に聞くと、ダメだとは分かっているんだけれど・・。と。
90になる年寄りなので、生年月日や電話番号ではない暗証番号を設定してからというもの、忘れてしまうらしい。
無理もない。私だって幾つものパスワードや暗証番号は覚えきれていない。
かといって、これは危なすぎる。通帳をATMに置き忘れたり、どこかに落としたりしたらキャッシュカードの裏に暗唱番号を書いているようなもので、それこそどうぞ引き出して下さいと言っているようなものである。すぐに消したのは言うまでもない。
冒頭の詐欺集団が、「通帳だけ預かりますから安心です」的な言葉でだますことも考えられる。どうか、お身内のお年寄りの「ゆうちょ銀行」通帳を、念のため確認されることをお勧めします。
2020.07.17 細かなことが気になる親父 記