細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

電報(弔電)をうつ時の備忘録 【NTT115番利用の場合】

現役の頃、会社の総務部門にいたこともあり電報とくに弔電をうつ機会はかなりありました。代表者名でうつことが多かったのですが、自分でも時々利用しています。

先日、久しぶりに弔電をうつことになったのですが、NTTからビッグローブ光に昨年電話回線環境を変えたので電報申し込み「115」番が使えるのか心配になりました。
また、相方や私の周りでも電報のうち方(頼み方)が知らないという者も多かったので、この際電報(弔電)のうち方(頼み方)についてポイントと参考になりそうなことを備忘録としてまとめておきたいと思いました。現在NTTの115番の他、色々なところが弔電を取り扱っていますが、ここでは昔ながらの固定電話からの115番への依頼を例にします。

事前準備・・・これがほぼ全てで、あとは電話をかけるだけです。
※知らずにただ電話すると、オペレーターさんに「普通」はとか「〇が多い」とか誘導されて結構高い電報になってしまいがちなので準備が大切です。

〇葬祭センター等の電報の送り先の電話番号・住所・施設名
NTTへの依頼のせいか、電話番号を聞かれます。不明でも大丈夫ですが住所とあわせて調べておいた方がスムーズにいきます。

〇誰宛とするか・・一般的には喪主の漢字フルネーム
例えば友人の親御さんのご不幸であれば友人宛てで良いのですが、故人との付き合いだけで葬儀にいけない場合等は喪主宛てになりますので調べておきましょう。これまでの経験から、葬祭センターに問い合わせれば教えてくれます。

〇亡くなられた方と宛先の関係
宛先の親であれば「ご尊父」「ご母堂」、子供であれば「ご子息」等

〇電報文の内容
自由に考えても良いのですが、NTTの文例を使うと番号を伝えるだけで済みます。この例であれば文例No7513で、〇〇〇部分は「ご母堂」(例)でお願いで伝わります。

昔は各家庭に配られていた電話帳にも文例が載っていたのですが、現在はNTTの電報サイトにありますので選んでおいてください。料金は文字数によって変わってきます。オペレーターさんは「・・・・」を加えるとより丁寧な感じになりますよとか勧めてきますが、本当に納得するなら別ですが結構ですと辞退しましょう。

〇差出人の住所・氏名
本文の後に聞かれるのがこの項目です。オペレーターさんにつられてつい郵便番号は〇〇で〇〇県・・と伝えてしまいますが、実はこの郵便番号・住所・氏名も文字数にカウントされるのです。会社の社長名で庶務が出す場合や、こちらを知らないご親族に出す場合はともかく、普段やりとりがある友人等であれば当方とわかればよいのですから、特に同じ町内だったりするなら〇〇町の氏〇〇名だけでも良いかと思います。すくなくとも郵便番号の7文字は不要でしょう。

〇電報文の文字形式
文面が決まったらオペレーターさんは必ず聞いてきます。「より読みやすく丁寧な縦書き毛筆体でいかがですか?」この場合、料金が110円上乗せになります。多くの人が適用しているようですが、断ると文字が「カタカナ」になってしまうとの思い込みがあるかもしれません。今は、そもそもカタカナ電報はなくて、明朝体・横書きがベースですので断ってもなんら失礼にはならないと思います。この話はこの記事を書くにあたって確認したもので、私もカタカナだと思いこんでいてこれまで乗せられていました(^^;

〇電報の台紙
あらかじめ決めておかないと危険なのがこの台紙です。「一般的にどういうのが多いのでしょう」などと聞いたらそれこそ飛んで火に入る夏の虫になってしまいます。
ホームページにも掲載はされていますが、安価なものはページの奥の方に掲載されていてみつけにくくなっています。


おすすめにあるのは以上のもので、一覧をみると無料のものも出てきます。
私が使用しているのは「おし花 静心550円」で、昔会社で社長名で出すときもこれを使用していました。無料でもなんら問題ないと思いますが、ちょっと見栄を張って(^^;
この場合もオペレーターさんは聞いてきます・お線香はお付けしますか?と。こちらも最初からつける予定ならいいのですが「いりません」と断りましょう。

以上が事前準備と注意点のポイントです。
ここまでできたら「115」に電話です!!

電話は年中無休なのですが、現在の受付時間は朝8時から夜7時までとなっています。

電話をしたら、弔電を1件お願いしたい旨と、葬儀の日時を伝え配達が間に合うか確認しましょう。

あとは、事前準備に書いた順番でオペレーターとやりとりすれば完了です。電話の最後に金額を教えてくれます。固定電話からの依頼であれば通常の電話代に合算されて請求されます。

ちなみに先日打った電報は・・

文例7513で46文字+住所氏名22文字+毛筆110円+台紙550円 で2,321円でした。
文字数・台紙を節約したものの2000円を超えました。

あまり電報をうつ機会は少ないと思いますが参考になれば幸いです。

なお、最近はコロナ渦で葬儀が終わったあとに訃報を知るケースも多くなっています。その場合は、電報ではなく郵便局のお線香を利用するのが便利だと思います。

ビッグローブでも115は使えました。たぶんKDDIと連携していたからだったようです。

今回、私は最初にビッグローブでも大丈夫かを確認しました(^^;

細かなことが気になる親父 記