細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

年金申請 44年特例 意味不明な「添付書類」を確認する

先日、私自身の年金申請を行った時に気になったことを幾つか書き留めたい。

一般的な高校卒の44年特例が、いよいよ適用される日が近くなってきたので、なにか参考になってくれたらとも思う。

なお、44年特例については、他の専門サイトを確認してもらいたい。

私もこの44年特例者であるが、先日申請したということは、この表のひとつ前の組で、62歳が支給開始にあたるいわゆる中卒組である。

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まず感じたのは、この表では63歳、私の場合は62歳(以下、私の場合)からすぐに支給してもらえると思っていたが、実際は申請して決定して実際に支給されるには早くても4か月位かかるということだ。

手続きにこれだけかかると言われれば何ともならないが、満62歳から支給される間の4か月分が後で支給されるわけでもないという。

   報告:色々頑張って手続きを早めに進めた結果、2月上旬に申請、2月中旬退職(厚生年金脱退)で、今日4月8日に修正した確定金額の連絡と4月15日の支給(3月分として1か月分のみ)の 決定がとどいた。4か月かかると思っていたのでほっとした親父である。↓この考えは違っていたようだ。機構さんすみません。

うがった見方をすれば、年金機構の審査に時間をかければかけるほど国が支給する額が少なくてすむことにならないだろうか。

仮にそういう仕組みだとしても、実際は退職から支給開始までは無収入となることに注意して欲しい。

一般的には蓄えか退職金等を当面の生活費に充てることになる(失業保険を受けると特例はダメだったと思う)。

であれば62歳になる前に申請して62歳からもらえるようになれば良いとも思うが、今は対象歳(私は62歳)の誕生日の前日からしか申請できない。・・対象歳の少し前に退職して、失業保険が終わって対象歳になるという手を私の悪友はやっていた(悪参考)。

 

次に気になったというか、よくわからないのが添付書類である。

実際、電話した年金の相談窓口や近くの年金事務所でも、そこまで読み込んでいる方は珍しいと言われてしまった(私にとっては褒め言葉だが)。次の写真は年金申請書類の説明パンフである。

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戸籍・住民票は62歳以降のものとデカデカと書いてある。

質問したのは、次ページの備考欄の記載だ。

薄い文字で、6か月前以降でも良いとなっているが、最初のデカデカを見ると心配だったので問い合わせてみたのだ。電話相談窓口の人は、最初はまずこのパンフが手元になく、デカデカ記載のことをあまり理論的とは思えない理由をつけて説明していたが、食い下がると確認してもらえることとなり、折り返して電話回答がありOKということだった。

なんでこだわったかといえば、早めに書類を準備して、申請可能日に直ぐに行きたかったからである。

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もうひとつの疑問は、配偶者の前年の所得が確認できる書類である。

こちらは、もう私的には何を求めているのか???のツッコミ所満載の書類だ。電話すると「所得証明書」の添付を勧められる。

今は2月で、「所得証明書」なんて一昨年のものしか出ないのにだ。

「前年の収入」がわかるものが必要なのか、給与所得以外がないことを知りたいのか整合がとれていない。窓口の方々も「前年」ではなくて「直近」としたらどうかとの提案に、上申したいと言っていた。

いずれにしても、マイナンバーの導入を年金機構は遅らされたことで、まだまだ必要書類の見直しや職員への徹底がなされていないのだろう。

この扶養関係書類については、さらに?がある。

冒頭の資料をみてもらいたいが、44年特例以外の人が加給年金をもらえるのは65歳からである。扶養しているか否かは受給開始の時に必要だと思うのだが・・。申請時に質問してみたら、その時期が近くなったらまた扶養の確認の書類が送られてくるとのことだった。

であれば、申請時に数百円とはいえ、お金がかかる「所得証明」はいらないのではないか。戸籍謄本や住民票も、マイナンバーを活用すれば不要(実際、表の1には不要とっているが)と思われるのに提出を求められている。

・・気になることがいっぱいの、年金申請の備忘録でした。