細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

土地・建物の相続登記に権利証も実印もいらなかった話

これまで老親の最後に関する記事をいくつか書いてきましたが、いよいよ最後の土地・建物の相続登記の手続きを残すだけになりました。

老親の葬儀準備というか心づもりをしている中で気になっていたのは、老親の住む家と土地の権利証がなかなか見つからなかったことです。

素人親父としては、老親が亡くなった後に私への相続手続きをする際に必ず必要になると思い込んでいたからです。その後なんとか探しだしてその時に備えていたのですが、
今回いざ相続登記の手続きを進める段になり書類を準備していたところ、なんと相続登記に権利証は不要だということがわかりました。今日はそんな備忘録です。

相続登記以外では必要になることもあるので、ご留意ください。

今回司法書士等を通さず自分で登記をすることに・・。お金もかかりますので(^^;
手続きの強い味方となったのは法務省の手引きです。

https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00435.html

この手引きを注意深く読んで進めていけば自分でもできると思いました。
私の場合は相続人が私一人なので比較的簡単な芳だと思いますが、それでも用意すべき添付書類は多かったです。でも年金の手続きや銀行等の解約手続きで集めた書類をほぼ流用で、次のものを用意しました(省略できるものも含む)。

添付書類

1.被相続人の出生から死亡までの戸籍
2.相続人の戸籍事項証明書
3.被相続人の住民票の除票(住所と本籍が異なるため)
4.相続人の住民票
5.相続関係説明図

ここまで準備してはたと気が付きます。そう権利証が添付書類にないのです。

そこで改めてググってみると・・不要との記事がありました。しかも明快に説明してくれていて納得です。

さらに驚いたのは、登記申請書への押印が実印でなくてよいこと・(*_*;

銀行等の手続きでは、やたら実印と印鑑証明を求められたのでなんか?????となります。
あくまで法定相続だからなせることなんだと理解するには時間を要しました。

法定相続人(今回は私)に名義を変えるのだから、申請者が法定相続人であればそれ以上の本人確認はいらないということなのでしょう。
昨日、実際の届け出を行い無事受理してもらいました(間違いがあれば後で電話がくるらしい)。驚いたのは書類を持参する私の身分証明も求められなかったことです。これにはびっくりです。これも法定相続だからだつたのでしょうか?

相続登記は来年から義務化されるそうです。司法書士等に依頼すれば数万円はかかる登記申請、現役の忙しい方はともかく平日に自由が利く方は自分で挑戦も良いのでは?
細かなことが気になる親父 記

20230705 追記

 本日無事に登記が完了、問い合わせもなく一発でできたことになります。

これは完了の証となる登記識別情報通知の一部分です。昔と違い、今はこれがいわゆる権利証と同じとのことです。

申請の際に権利証も実印もいりませんでしたが、これを受け取る際にも必要だったのは申請時に使用した印鑑と私の身分証明(運転免許証)だけでした。 完