90歳になる親父が急に携帯が欲しいと言い出して、何がいいのかさんざん思案して手に入れてから間もなく一年になる。
たぶん車の運転免許を返納して、タクシーに乗る機会が増えると思ってのことだったのかもしれないが、なんせ機械オンチであるし、使えこなせるとも思えなかった。そんな中で出した結論は、一年前まで自分が使っていたガラケーの再利用だ。
思い付きは、オレオレ詐欺で一時話題になっていたプリペイド式携帯電話のニュースを思い出したことだ。それからネット等で調べながら、auのプリペイド方式に行き着いたのが昨年の4月である。この時点で、既にauのプリペイド用の携帯の取り扱いは終了していて、他の携帯を利用するしか方法がなかった。
これで一年間の使用期限はあるものの、月1000円以下換算で使い始めることができた。手数料を引かれても通話料9000円以上使える。
実際、使ってきて、今年の一月で残高がまだ7000円以上ある。ようは殆ど使っていない。たぶん、タクシーを数回、私に数回かけてきただけだ。
後一か月では、無駄にする方が多くなりそうだが、でも非常時用のお守りと思えば安いものだし、大事そうに鞄に入れている。
耳も遠いので、鞄に入れていると電話がかかってきても聞こえないし、そもそもその電話番号を知っているのは私と妻だけだが、こちらからかけたのは操作方法を説明する時だけである(たまに忘れる)。
ということは、かかってくる電話は間違い電話か勧誘電話だけだ。2週間に1回程度、充電するために預かって着信状況等を確認するが、ネットで番号を調べるとほぼ勧誘の迷惑電話なので、着信拒否登録をしている。
気になったのは、1月に残高確認の電話をしたときに何かサービスが終了するようなメッセージが流れたことからだ。改めてauのホームページを見ると、以下のような記載がされていた。
一つは、私のようなやり方も昨年11月に終了していて、3G携帯では新たに作ることはできないようだ(ギリギリセーフだったということか)。今の携帯はどうなるのか、気になりauに電話したところ、
次の2つのことがわかった。
1.有効期限内に更新しないと、再契約はできなくなること
2.いずれにしても、2022.3月で、au3G携帯は使用できなる
の2つである。今の使用状況で(残金がなくなる時はその前の更新が必要)四月毎に更新していっても、後3年である。親父が使い続けられたとしたら93歳を超えているが・・。
その時まで元気で使っていてくれることを願う。