昔々ダークダックスが歌っていた「アンジェリータ」1965年の曲。
私が小学校の頃、親戚のいとこの家に行く度に応接間にあったステレオでシングルレコードを何度となく聞いていた曲である。
あまりにその歌詞が気になって、悪いこととは知りつつそのレコードジャケットの歌詞部分を破り持ち帰ってしまった。幼かったのだろうが、後から湧く罪悪感に苛まれ長らくトラウマとなっていた。そして大人になり何十年か過ぎたある時、古いレコードを手にすることができ、いとこの兄貴に過去の過ちを謝って渡したことも今となっては切ない思い出である。
そしてこの曲は今でも私のカーステレオから流れている。
私と何十年も同じ曲を聞いている妻が最近・・ポツリ。
最近のウクライナのニュースを見聞きしているとこの曲を思い出してしまう・・と。
そう、この歌とピンク・ピクルスの「一人の道」は、悲しすぎるといつも飛ばしてしまうのだ。一人の道は東京オリンピックマラソンで銅メダルとなった円谷幸吉の遺書を参考に作られた曲である。
いずれも忘れえぬ曲だ。
今は簡単に聴くことことはできるのだが・・いずれも大人にになってから苦労して手にしたレコードでもある。
2022.03.15 細かなことが気になる親父 記