私の未解決の忘れた夏休みの宿題の一つ「皇足山を探せ!」
長野県の信州新町にある式内社の皇足穂命神社(すめたるほのみことじんじゃ)。
当地の口伝によればかつては当地の「皇足山」に鎮座していたものの、今から約1000年前、風雨によるがけ崩れがあり崩壊、現在の地に建て直されたとされている(当地の町史に記載あり)。またその皇足山は中世に虚空蔵山に名前を変えたとまで記載されている。
なお全国の神社を記録されている玄松子(GenSyouShi)の記憶というHPにもほぼ同様な記載がされている。
ところがところが、この皇足山が現在のどこにあたるのかが全くわからなかったのである。地元の宮司や図書館員に尋ねてもわからなかった。
もはや口伝の主もわからない状態であった。
ある時ネット検索していると、様々な歴史について調べ掲載しているレファレンス協同データベースなるものを偶然目にすることになる。
色々調べてみると、全国の大きな図書館でレファレンス(調査相談)サービスをしていることがわかるとともに、ここ長野の図書館でも質問を受け付けていた。
こんなど素人の一市民の問いに答えてくれることはないだろうなとも思いつつ、今年に入り藁にもすがる思いで問い合わせをしてみた。
するとどうだろう約2か月が過ぎてとても丁寧な回答がきた。
そしてその回答は全国のレファレンス協同データベースに掲載もされたのである。
内容は、専門家集団が人手と時間をかけてくれたものの不明という残念な結果ではあったが、自分の中では一区切りがつけた。
宿題の正解が得られなかったものの、現時点では解明不能という回答を得たということだ。たぶん今わからないということは今後もわかることはないだろう。これ以上は考えても詮無きこととしたい。
今日は私の宿題の中身というより、図書館にレファレンス(調査相談)サービスがあるということの備忘録です。調べてみたいことがある方は使ってみてはいかがでしょうか。
もし私の宿題に興味がありましたら次の図書館からの回答をご覧ください。
レファレンス協同データベース・レファレンス事例詳細
2022.03.25 細かなことが気になる親父 記