細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

ヲタク・・私には/wo/ta/ku/としか読めなかった話

累計発行部数 900万部突破の「ヲタクに恋は難しい」が、実写映画化
2020年2月7日(金)公開された。

テレビでも結構話題として取り上げられ、目にすることになったのだ
けれど、私にはどうも気になることがあった。

それは「ヲタク」の読み方である。

ネット上では「オタク」と「ヲタク」の違いを論じてはいるものの、
それは、あくまでオタクとヲタクの発音は同じ/o/であることを前提
としているようだった。

え!「ヲ」は /wo/ ではないのか?私の中では「ヲ」は昔からずーと
/wo/なのだ。ローマ字でも「WO」なので、これまで何の疑問も持
っていなかった。

ここまでわかるまでに一時間位は要しただろうか。

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それも昭和61年には既に「を」は「お」と同じ発音だったようだ。
さらに遡れば昭和21年には表音式を基本とした『現代かなづかい』が
公布され、当時の発音を反映した仮名遣いが採用され、これにより
「お・を」の表記は語源に関わらず「お」に統合されることになって
いたのである。

奈良時代には、「オ」は /o/、「ヲ」は /wo/ と発音されており明確
な区別があったが、現代ではオもヲも同じ/o/だったのだ。

ちょっとショックだった。

そこで、私の連れ合いや、平成生まれの子供に聞いてみた。
「を」「ヲ」・・これ何んて読む? → すると二人とも /wo/

え、やっぱり俺たちは /wo/だよな~

さらにググっていると、どうもここ信州の一部は全国的にも珍しく
/wo/と発音される地域のようだった。

・・学校でも習っていたとすると、ここはお役所の通知を無視してい
たのだろうか。ググっていると /o/とする論文や考察が多いので、こ
の/wo/ の地域性をより深く研究すればいい論文になりそうな気がする。
ただ自分でやるにはちょっと力不足なので、誰かやってみませんか?

                2020.02.08ドラパパ誕生日の備忘録でした。