細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

温泉分析書に書かれた「無色透明」と「無色澄明」に戸惑う

あちこちの温泉に行った時、大概みるようにしているのが温泉分析書。こちらは先日宿泊した老舗温泉のもので「無色透明」との記載でよくみる表記だ。

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ところがもう一軒立ち寄った日帰り温泉施設の温泉分析書がこちら。無色透明はよく目にしますが、こちらは無色澄明と書かれていました。透明と澄明、違いは何だろう('_'?)気になりました。

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帰宅後色々調べてはみたのですが、日本語としての説明としては漢字文化資料館のものが少し解ったような気にさせてくれました。

漢字文化資料館より
「透明」はトウメイ、「澄明」はチョウメイと読みますから、この2つの熟語は、一応、別のことばであると考えておくべきでしょう。しかし、国語辞典をいくつか調べてみましたが、たとえば小社の『明鏡国語辞典』では、「透明」は「すきとおっていて、濁りのないこと」、「澄明」は「水・空気などが澄みきっていること」となっていて、意味の上では、あまり違いがないようです。
(途中略)この2つのイメージを踏まえて「透明」と「澄明」を見比べたとき、前者は「あるものを通して向こう側が見える」ということに重点があり、後者は「あるものそのものが汚れがなく美しい」ということに重点がある、と見ることができないでしょうか。(途中略)三島由紀夫の名作「潮騒」の中の一節:「寝台の丸窓から、彼は颱風(たいふう)の去ったあとの澄明な青空と、亜熱帯の太陽に照らされた禿山(はげやま)のけしきと、何事もない海の煌(きら)めきとを見るのであった。」

ただ、薬剤系のホームページでは「澄明」と表記されているものが多かったのが気になりました。

さらに調べていると、日本温泉協会「温泉名人」のホームページにたどり着きました。
なんとここには「透明」がないのです。もしかしたら等の中に含まれるのかもしれませんが・・。

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益々?となってきました。もしかしたら検査する会社によって同じものでも「透明」と表記したり「澄明」と表記しているのかも知れません。もしくは透明は昔の表記で今は澄明が一般的とか?

今後さらに判明しましたら追記していきたいと思います。まずはここまで。(^^;

2021.11.06 細かなことが気になる親父 記