細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

SNSをやっていて悩ましい日本語「訪店」「頂く」「下さい」の話

私はこのブログの他にFacebookをやっていて、参加しているグループにラーメン屋さんを投稿するものがあります。

新しいお店やラーメンを紹介するのですが、自分で投稿したり他の人の投稿をみていていつもなんか悩ましく思うことがあります。

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それは、今日〇〇ラーメン屋さんに初めて行きました。

という意味で書く時に、初訪問・初来店・初訪店のいずれを使用すべきかです。

投稿を始めた頃は「初訪問」を使用していました。来店は店側の方が使う言葉と思ったことと、訪店という言葉が辞書にはなかった言葉だったからです。

調べてみると、「訪店」で良いとする記述もありまた実際に使用している方もいらしたので、途中から使ってみることにしました。
良しとしている「違い比較辞典」は次のとおり。

「訪店」と「来店」のもっとも大きな意味の違いは、「訪店」が「お店に行くこと」を示していて、「来店」が「お店に来ること」を示してるということです。
すなわち、「訪店」という表現は「お客さん目線で、お店にまで行くこと・出向くこと」であり、「来店」というのは「お店(店長・店員)の目線で、お客さんがお店にまで来てくれること」を意味している点に違いがあるのです。
またもう一つの違いとして、「来店」は国語辞典に掲載されている正しい日本語であるが、「訪店」という言葉そのものは国語辞典の項目としては載っていないという違いも指摘できます。

違い比較辞典さんも国語辞典に掲載されていないことは指摘しています。
辞書にないから全て間違いということはないとは思いますが、それでも最近はまた気になるようになりまして・・最近は

 今日〇〇ラーメン屋さんを初訪!

というような書きっぷりにしています。再訪ということばがあるなら初訪でもいいじゃないかと・・勝手な解釈ですが(^^;
そういえば最近「初入店」と書かれる方も出てきました。


あと、ラーメンの投稿では「頂く」と「いただく」も迷うところです。
私は「中華そばを頂く」のように使っているのですが「いただく」とひらがなが投稿されている方もみかけます。
これについてはこの場合「頂く」で良さそうでした。「頂戴する」と覚えておけば良さそうです。

社会人の教科書より引用

「いただく」の意味
ひらがなで「いただく」と書く際は、補助動詞として使う場合が主です。補助動詞とは、文章の付属として補助的な意味を持つようになった動詞のことで、補助動詞をひらがなにすることは、文部科学省の定めによります。
「いただく」の場合は、言葉の後ろに付くことで、「何かを~してもらう」という意味を持つようになっています。具体的には、「お越しいただく」「お呼びいただく」「ご覧いただく」などのような使い方になります。
「頂く」の意味漢字表記で「頂く」と書く場合には、動詞としての使い方が一般的です。こちらの場合、主に「食べる、飲む」「もらう」の謙譲語といった意味を持ちます。具体的には、「ごはんを頂く」「褒美を頂く」「お土産を頂く」などのように使います。「頂戴する」の「頂」と考えると、覚えやすいでしょう。

あと、このブログを書いていていつも迷っているのが「下さい」と「ください」です。
改めて調べてみると「頂く」と同様に明確な違いがありました。「下さい」は相手にねだる際の意味合いと覚えておけば良さそうです。頂くと似ています。
以下は社会人の教科書からの引用です

「ください」は補助動詞
「ください」とひらがな表記をする場合には、補助動詞としての働きになります。
補助動詞とは、動詞であるものが本来の意味や独立性を無くして、付属的な意味を添える機能を持つようになった言葉を言います。「ください」も本来は動詞ですが、特にひらがなで書かれる際には、この補助動詞としての使い方となります。
具体的には、「お越しください」や「お気を付けください」などのような使い方です。英語で言うと、「please」の用法が当てはまります。
「下さい」は動詞
一方の「下さい」は、もともとの動詞としての使い方となります。つまり、何かを相手にねだる際の意味合いです。これは、英語でいう「give」の用法にあたります。具体的には、「ボールを下さい」や「おつりを下さい」などの使い方になります。

 

振り返ってみれば、これまで普通の文書で漢字の「頂く」を連発していたり基本的に漢字「下さい」を使ってしまっていました。蔭で笑われていたかも知れないと思うとちょっと恥ずかしくなります。
今更ですが現役時代に確認しておけば良かったと反省です。 日本語は難しい。

2022.03.21 細かなことが気になる親父 記