春のお彼岸のお墓詣り
もう何年経つだろう、我が家の古いお墓を建て替えることとなり親戚の石屋さんに造ってもらった。この石屋さんも同じまきで山の上の同じ敷地の中にお墓がある。菩提寺も同じで曹洞宗である。
この写真の真ん中のタイプが我が家の元々の墓石にあった香炉である。お線香を縦に置くタイプである。そして右側が新しく作った墓石前の香炉のタイプで横置きてある。
さらに左側の家のは縦・横のハイブリッドだ。
同じ曹洞宗なのに香炉が微妙に違うことが気になっていた。
特に我が家の場合、縦型から横型に変わったからだ。新しくするときに特に香炉の形を問われた記憶もない。
改めて宗派別のお線香について調べてみると、曹洞宗の場合仏壇も含め一本を縦にが基本のようだ。確かにお寺で住職が法要をしている時は一本の長いお線香を使っていた。
この新しいお墓を造る時にもその住職にもきてもらい御経をあげてもらったものの、特に香炉についての指摘等もなかった。
きっと厳密にというか本来の宗派の考えとしては一本を縦なんだろうけれど、あえて指摘もせず飲み込んでくれているのだと思う。
私なぞ、お線香も一本といわず束でお供えしている(^^;
今はこの横に置くタイプの香炉が多いように思う。石屋さんもあまり宗派は意識していないのかもしれない。
妻の実家は浄土真宗でお線香を仏壇でも横に置く。浄土真宗系のご家庭が増え、広がっていったのだろうか。
ま『思うて詮なきことは思わず』。心静かに御参りしよう。
人生色々、お墓の香炉も色々である。
2022.03.22 細かなことが気になる親父 記