東京圏に住む友人がコロナに感染し宿泊療養施設に入所しているとの連絡があった。
経緯はこうだ。首都に勤務する子供がまず発症し、某県に住む友人夫婦が濃厚接触者となる。少し前に帰省していたようだ。検査の結果、友人が陽性で奥さんは陰性だった。
結果、奥さんは既に2回のワクチン接種は完了していたものの、二週間の隔離が必要ということで、友人は宿泊療養施設に入所となったとのこと。
現在は既に退所しているが、まだ嗅覚は戻っていないという。後遺症だろうか。早く戻ることを願う。
入所中にラインで色々とやりとりをしている(暇なので話相手が欲しいという)中で、
特に思ったこと二点を記して置きたい。
一つは、入所にかかる費用が一切公費で賄われたことだ。
毎回弁当で飽きるとは言っていたが、毎回異なるそれなりの弁当と飲み物が支給されていた。これは退所前の最後に送られてきた弁当の写真だが、アメリカンチェリー付きだった。贅沢は言えないだろう。
実際にコロナに感染し、宿泊療養施設に入らなければならないとしたらそのかかる費用が公費か自費では雲泥の差がある。自費でのホテル暮らしは大変な出費だ。
指定感染症だから・・様々な制約が出ている。
感染症の指定をインフルエンザ並みにという声は早くから聞こえるけれど、しかし指定感染症だから可能な公費負担ともなっているのだろう。
いずれにしても、ワクチンとインフルエンザのタミフルのような薬が出てこないと、全面的な指定解除は費用負担の面からも難しいと改めて思った。
二つ目は、宿泊療養施設を退所する際に、改めてPCR検査はしないということだ。
友人から聞いて驚いたのだが、入所施設の県のホームページにも確かに書かれていた。
最初に聞いた時には驚いたものの、前述のインフルエンザの場合も改めて検査はしていないことを思い出した。発症して症状が改善して何日かすれば人にうつす事はないということなのだろう。
ここ1年以上のコロナ騒動の中で、すっかりそんなこともを忘れコロナだけ特別な目でみるようになっていたことに気づかされた。
ただ、嗅覚に異常があるまま、PCR検査をせずに退所したことには、まだちよっとひっかかる。初期症状の嗅覚異常ではなく後遺症の嗅覚異常ということなのだろうか。
これを書いている頃、東京の感染者数は相当ひどくなってきている。友人曰く、今だったら療養施設にも入れなくなっていたかも知れないと・。
そのうちに、インフルエンザと同じように自費でワクチンをして、症状が出たら開発された薬を飲んで自宅にこもって回復を待つ。出社は解熱から10日後というようになる日が来る事を願うばかりだ。
2021.07.29 細かなことが気になる親父 記