細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

切手・はがき・着物の出張買取 その2(バイセル)

主に切手の出張買取をバイセルに依頼し、一回では終わらず二回目の出張査定がようやく終わった。今日はバイセルに買取依頼して気になったことを書き留めて置きたい。

【査定対応の評価】

上場会社ということもあるのだろうが、システマティックな無料査定対応で安心して査定を受けることができた。査定員のカバンは部屋に持ち込まない、客の家トイレは使用しない等々、細かなところだが安心させる配慮があった。

【未使用切手の査定価格】

切手の相場が下落していることは承知していたが、ここまで下落しているとは(^^;

〇昭和30年以降のものは基本プレミア※が付かず、平均すると額面の40%位とのこと
大量にあり、自分であらかじめ額面の計算ができておらずいい値でのの査定となった
皆がこぞって収集していた1964年(昭和39年)東京オリンピックの切手も同じ。つまり大量にあった当時の切手も安い単価なので額面では1シート100円にしかならない。それの40%とは(^^;郵便の料金改定の変遷をみると5円・10円の時代が長いことがわかる。

※プレミアムとは額面以上の査定をされるもの。5円が10円評価でもプレミアとなる。

昭和20年台のものもそこそこあったが、プレミアがつく切手も年々見直され以前はプレミアが付いたが今は付かないというものも多々あった。

査定の方法としては、まず全体の中からプレミアが付きそうと査定員が判断したものを抜き出し写真を本社に送り金額の連絡を待つ。その間に残りのものを機械的に計算していく。これは着物でも同じであった。

 

【未使用ハガキの査定価格】

ハガキの査定はもっと悲惨?だ。1000枚以上あったものの40円のハガキが10円程度。
しかもこちらは、古い7円・5円ハガキは査定対象外となった。

【着物の査定価格】
40年も50年も前の着物で、証紙(織物組合による品質保証)もないので期待はしていなかったが期待しない価格を更に下回った。50着程度あったが値段がついたのは10着程度で、査定価格は一着100円が殆どだった(500円が一着)。青枠が100円、赤枠が0円。

自分で処分(捨てる)するには抵抗があるので、タダで引き取ってもらったと思うことで良しと自分に言い聞かせる。それにしても予想をはるかに超えた低査定となった。

【レコードの査定価格】

それほど思い入れがないその他の若いころに購入した主にフォーク系のLPレコード49枚を査定依頼。結果は悲惨なもので、49枚で1000円!! なにやら今はジャズ系が人気ということで、1枚あったジャズのLPが500円であとは10円との評価だった。

先日森田童子のLP3枚をフリマに出品したところ7000円弱で売れた。手間暇かけられればフリマ等での出品がいいのかもしれない。

【買取不可となった切手関連】

切手の買取は基本は未使用品。使用品で値がつくものは中国のもの等極めてレアなものに限られる。

1.初日カバー(郵便切手が貼られ、その切手の発売日当日の消印があるもの)

こちらも1000枚以上あったものの、使用済み切手=評価0で値が付かなかった。こちらはちょっと期待していただけにがっかりした。フリマにでも出してみよう。

2.記念日・数字並び日の記念押印

これは1999年12月31日と2000年1月1日の消印と、888・8910と数字が並んだもの。

こちらはあまり期待していなかったので案の定って感じ。フリマにでもだそう。

【買い取った切手はどうするんだろう?】
人気のない切手はそのまま売ることも難しい。買取してどうするのか聞いてみた。
プレミアがつかないものは、今の切手に郵便局で交換してもらうそうだ。ただ、持ち込むには84円になるように組み合わせて整理する必要があり専門の部隊がいるとのこと。
交換した切手はまたどこかで換金するのだろう。いずれにしても大変な手間だ。

郵便局の切手の大量発行と乱発、そして手紙文化の衰退が切手価値を暴落させている。実際わが身を振り返れば切手を使うことはほぼ無くなっている。年賀状のお年玉切手シートでさえ使えきれずにいるのが現実である。

今回の記事は大した情報にならないかも知れないが、これから売却を考えている方の参考になれば幸いである。再びの切手収集ブームはまず期待できない(涙)

dorapapa96.hatenablog.com

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