細かなことが気になる親父の備忘録

インスタントラーメン袋と日常で気になった細かなことを書き留めていきます。

平時のダム放流時の久米路橋に昔を偲ぶ

長野から松本に向かう途中にある水内ダムが現在全放流されていて、流るる水は自然流入に近いと思われる。ダムのすぐ上流には、長野県民なら誰でも知って歌える県歌「信濃の国」に謳われている「久米路橋」がある。

先日ダムの写真をアップしたばかりだが、久米路橋が撮れたのでアップしておきたい。
というのも、ダムの平時全放流が続くことは稀であり、ダムなき時代を偲べるからだ。
次は久米路橋で検索すると出てくる写真の数々であるが、ダム湖の水が満ちている。

このダム湖は、琅鶴湖(ろうかくこ)と呼ばれているが、詳しくはこちらをご覧いただければと思う。今日は久米路橋に集中しよう。

1.長野方面からみた久米路橋


2.1のアップ

3.久米路橋から長野方面(下流)を望む、この先に水内ダムがある。

4.治水対策で作られた河川トンネル 色が変わっているところが普段の水位

5.久米路橋から上流(松本方面)を望む いわゆる久米路峡だ

6.松本方面からみた河川トンネル 普段はなかなかみられない

 

近くには治水対策として河川トンネルを完成した記念パネルが設置されている。
久米路橋がいかに狭い峡谷に架けられているかが想像できる。
そして昔はこの川沿いの道もなかったことが昔の資料からもうかがえる。道が橋の山の右側(北側)につながっている。
こちらは、広重の諸国六十八景にえがかれた久米路橋

こちらは、信濃奇勝録にえがかれた久米路橋

国道が整備されるまでは、航空写真の右側の山が道になっていたと思われる。
ダムが出来、流入する土砂て川底が上がったという話も聞くが、しばし昔を偲ぶ景色がみられるめったにない機会であった。ダム放流がいつまで続くかは?である。
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